サカゲイノデ(オシダ科 イノデ属)
Polystichum retrosopaleaceum

でんでん沢の下付近、展示館南の斜面を下りたところなどで見られる、高さ50〜100cm程度の夏緑性シダです。
北海道、本州、四国(深山)の森林の林床などに分布しています。

イノデは有名ですが、実はたくさんの種(しゅ)があり、分類は結構面倒です。
このサカゲイノデは、文字通り、葉軸部分の淡褐色膜質の鱗片が上から下に向いて付いているので、「逆毛」です。

ソーラス(胞子嚢群)はやや中肋よりか中間につき、アイアスカイノデが辺縁よりに、イノデが中間につくので区別できます。



2005年5月28日  鱗片の様子。右上が上ですので、「逆毛」です。。





2005年5月28日 ソーラスの様子