フユノハナワラビ(ハナヤスリ科 ハナワラビ属)
冬の花蕨 Botrychium ternatum

展示館へ至る道や展示館前広場などで見られる、小型の冬緑性シダです。
北海道(渡島)、本州、四国、九州、山地、原野、路傍などに分布しています。

秋になったなあと思う頃に見られるのが、このフユノハナワラビやオオハナワラビです。
ああ、もうしばらくすると冬か。と季節の訪れを予感させる植物のひとつです。
ちなみにフユノハナワラビは冬には胞子葉が枯れてしまいます。

オオハナワラビは、フユノハナワラビより大型で葉の鋸歯が尖ります。
フユノハナワラビは鋸歯がやや鈍く、胞子葉は栄養葉にくらべて著しく長いのが特徴です。


2016年10月6日



2004年12月25日 葉の鋸歯は尖りません。





2004年12月25日




2004年12月25日