ヤマトミクリ (ガマ科(旧ミクリ科) ミクリ属)環境省準絶滅危惧(NT)2014・富山県絶滅危惧U類2012
大和実栗 Sparganium fallax

ハッチョウトンボの奥の湿地で見られる多年草です。植栽です。
本州(関西以西)、九州、ビルマ、インドの池沼に分布しています。

ミクリもねいの里にあって柱頭が長いの対し、このヤマトミクリの一群は短いです。またミクリの花序は腋性となります。
さらにヤマトミクリについては、雌性頭花は腋上につき(腋性ではない)、雄性頭花は4,5個以上ある事が多く互いに離れて付いています。
葉はミクリより細いものがほとんどです。

花は6〜7(〜8)月。下の方に雌性頭花、上の方に雄性頭花を付けますが、雌性のほうが早く熟す雌性先熟です。


2018年8月9日 こんなに遅くでも花が咲くようです。



果実の比較  左=ミクリ  右=ヤマトミクリは一つ一つが小粒で葉の横についています。
ヤマトミクリは花柄が合着して次の葉の付け根で咲くようです。





2004年7月10日 果実の様子