チダケサシ (ユキノシタ科 チダケサシ属)
乳茸刺 Astilbe microphylla

浄化棟の付近の一部にだけ見られる、高さ30〜80cmの多年草です。
本州、四国、九州の山野のやや湿ったところに分布します。

花は昔、乳茸(チチタケ、チダケ)をこの茎に刺して持ち帰ったことから、この名があるとのことです。
葉は2〜4回奇数羽状複葉(一部三出複葉も混じる)で、花茎や葉柄には褐色の毛が多数見られます。

花は6月〜8月。茎の先に細長い円錐形の花序を出し、淡紅色を帯びた小さな花をたくさん咲かせます。
時折白い花も出てくるようです。

園芸品でアスチルベとして売られているものはこの仲間で、属名(学名)からそのように呼ばれています。


2005年7月9日  花の様子




2005年7月3日  花茎から分岐する側枝  淡い紅色が見えています。




2005年7月3日 葉の様子  右に斜上する茎にも毛が見えます。




2005年7月3日 花茎の様子