オオヒヨドリバナ(ヒヨドリバナ)(キク科 フジバカマ属)
大鵯花 Eupatorium makinoi var. oppositifolium

水生庭園に近い散策路で見られる、高さ1〜2mの多年草です。葉は普通対生します。
北海道、本州、四国、九州の丘陵に分布しています。

近年、ヒヨドリバナを、葉が3裂する2倍体をキクバヒヨドリバナ(東海・紀州〜四国〜九州)、
植物体が大きく葉が分裂しない3倍体のオオヒヨドリバナと区別するようです。
タイプ標本がキクバヒヨドリバナの方だったようで、こちらは別変種(var. oppositifolium)としています。

ヒヨドリが鳴く頃花が咲くからこの名があるらしいのですが、ヒヨドリは一年中大きな声で鳴いています。
どうしてなんでしょうね??


葉は普通十字対生し、短い葉柄があります。でも一部三輪生しているものも見られます。
良く似たヨツバヒヨドリは深山に生え、葉は3輪生〜4輪生しています。

花は8〜10月。頭花が散房状に集まり、数個の筒状花が咲きます。
花の先には花柱の先が分裂して長く伸びているのが特徴です。


2004年6月20日 まだ蕾。。。



2004年7月8日  花の様子 花柱が分裂して伸びているのが良く分かります。