ナナカマド(バラ科 ナナカマド属)
七竃 Sorbus commixta

尾根道A5付近にみられる、落葉中高木です。葉は互生しています。
北海道〜九州の山地〜丘陵地に生育しています。

北海道や北東北では街路樹にも良く使われている木です。
富山でも山地では普通に見られます。
標高が200mもないねいの里のものは、小葉の対数が4〜5と少なく、
いわゆるツシマナナカマド(var.wilfordii)として区別することもあります。

七回かまどにくべても燃え残るので「七竈」との説がよく知られています。
しかし良い炭材になるそうで、炭焼きに7日かかるので「七竈」との説もあります。
実際、ナナカマドが多い北の地方では薪炭材に使われていたようです。

花は5月。直径6〜10mmの花が複散房花序に多数つきます。
果実は10月ごろ赤く稔ります。

ねいの里では2019年10月17日に赤い実を初確認しました。
花は気づいておりません。



2019年10月17日