ナガボカニツリ (イネ科 カニツリグサ属)
長穂蟹釣 Trisetum bifidum var. macranthum

水生庭園付近で見られる、高さ40〜70cmの多年草です。
北海道、本州、四国、九州の道端や草地に分布しています。

かつては、カニツリグサそのものだったのですが、
現在は、穂の長いナガボカニツリに置き換わっているようです。
これはねいの里だけの話ではなく、県内全域と言ってよい現象で、
私たちがカニツリグサだと思っていたものが、実はナガボカニツリであったということです。

きちんとした写真がなくて困っているのですが、(というのも帰ってきてから、写りが良くないものがいくつもあるのです。)
やはり、写真はナガボカニツリのようです。芒がひざ折れしているのが見えます。

花は5月〜6月。花序は10〜20cmの細い円錐状でやや垂れぎみです。
一つの小穂は小さく6、8mmで、その中に3〜4個の小花が入っているのです。
また、第1苞頴がやや短く、外花頴の芒が長くねじれているのが特徴です。



2005年5月28日 花序の様子



2004年5月29日 花の様子。