コウガイゼキショウ (イグサ科 イグサ属)
笄石菖 Juncus prismatocarpus subsp. leschenaultii


水生庭園の処々に見られる、高さ30〜40cmの多年草です。
北海道、本州、四国、九州の湿地に分布しています。

葉や茎が扁平な様子を、日本髪にさす「笄(こうがい」)に例えて、この名前があります。
花茎の扁平なのが特徴で、よく似たものにアオコウガイゼキショウがありますが、
コウガイゼキショウの花被片はほぼ同長なのに対し、
アオコウガイゼキショウは花が小ぶりで、内花被片の方が外花被片よりやや長く、さく果は花被片よりずっと長いという特徴があります。

花は5〜7月。集散状に頭花をややまばらにつけ、頭花には2〜3個の花が集まっています。

2005年5月28日  花の様子。






2005年5月28日 花茎(下部)の様子。平らで翼があるのがわかります。
その葉脈に垂直な脈がうっすらと見えます。多管質のグループです。





2005年5月28日  花の様子(アップ)