コシノコバイモ (ユリ科 バイモ属)
越の小貝母 Fritillaria koidzumiana

展示館の前庭に植栽されている、高さ15cm程度の多年草です。
北陸地方を中心とした中部地方北部(まれに東北地方)の山地に分布しています。

富山県ではこれだけですので、単にコバイモということもありますが、
この仲間は種類が多いので他県に行ったときは気を付けなければいけません。

コシノ・・の特徴は内花被片の縁に毛のような突起があることです。
これは多の仲間には見られない特徴なので、これさえ確認できれば大丈夫です。



花は3月〜4月、春早くに花が咲き、初夏が終わり蒸し暑くなると地上部はかれてしまう
スプリングエフェメラルの一つです。

2017年3月23日


一番下の内花被片の縁がとげのようになっています。一つおいて左右も同様です。
これがコシノコバイモの特徴です。


2022年3月24日 花と葉がほぼ同時に展開していきます