コニシキソウ(トウダイグサ科 トウダイグサ属(旧ニシキソウ属))
小錦草 Euphorbia maculata

展示館前にある、地面を這う1年草です。
北アメリカ原産で、明治中期に渡来して今では各地の道端などに広がっています。

地表を匍匐し、分枝が多く、先はやや這い上がります。
葉の表面の中央には、濃い暗紫色の斑点が目立つこと、花がやや集散花序状に集まることが特徴です。
ただ、時に斑点がない葉ばかりの個体も見受けられます。
その時は、子房の外側に毛があるかどうかが区別の目安となります。
茎や葉をきると白い汁が出ます。

花は6〜9月。淡紫色の花をやや杯状に集まって咲きます。



2005年8月20日





2005年8月20日  葉の様子。斑点が目立ちます。





2005年9月17日  葉に斑点のない個体





2005年9月17日 上の個体:子房部分の拡大。表面に毛があります。
また、茎に毛が密生していることも区別点のようです。