キッコウハグマ(キク科 モミジハグマ属)
亀甲白熊 Ainsliaea apiculata

A64から自然歩道案内図に至る道の最上段で見られる、高さ10〜30cmの多年草です。
北海道、本州、四国、九州の山地のやや乾いた木かげなどに分布しています。

付近の高塚などではよく見る多年草ですが、ねいの里ではやや少なめです。
葉が下部に集まり、五角形(または5浅裂)の形を亀の甲羅に見立ててこの名前があります。

花は9月〜10月。花茎を伸ばして、上部に頭花が数個つき、1つの頭花にはオクモミジハグマと同様に3つの小花があります。
ただ、このキッコウハグマは閉鎖花をつけることが多く、特に暗い場所では多いようです。

平成17年秋、福○さんからねいの里のキッコウハグマが咲いていたよと、お写真をいただきました。
どうぞご覧ください。


2005年 秋 花の様子  3つの小花が集まっています。雌しべが5裂の花冠に囲まれています。


2004年10月10日 葉の様子  真ん中から花茎が伸びています。(下の写真へ)



2004年10月11日 閉鎖したまま果となります



2004年12月12日 上の写真の槍のようなものひとつに、3つのそう果が入っています。