カモジグサ (イネ科 カモジグサ属)
髢草 Elymus tsukushiensis var. transiens

示館へ向かう道端や展示館の周りなどで見られる多年草です。
日本全土の道端、畑のふちなどに分布します。

小穂は2〜3cm程度と長く、よく似たカニツリグサ属と比べて2倍以上の長さです。
内花頴は外花頴とほぼ同長と長く、アオカモジグサの内花頴が外花頴の3分の2程度であるので区別できます。

花は5〜7月。やや紫色を帯びた小穂(実はノギが紫色なんです。)が伸び、中に5個〜10個の小花をつけます。
外花頴には長いノギが真っ直ぐに伸びています。(カニツリグサの芒は強くねじれた感じです。)

2004年5月29日 花の様子




2004年5月29日 小花の様子。内花頴(ないかえい)が長いのが分かります。
下のアオカモジグサでは、内花頴が短くなっているのが分かりますので比べて下さい。

アオカモジグサ