カモガヤ (イネ科 カモガヤ属)
鴨茅 Dactylis glomerata

水生庭園奥の湿地付近、水生庭園の縁などで見られる、高さ0.3〜1.2mの多年草です。
ヨーロッパ、西アジア原産で、日本には明治時代に牧草として導入され、オーチャード・グラスという名で知られています。
チモシー(オオアワガエリ)とともに世界的に有名な牧草です。

花は5〜7月。長さ10〜30cmのまばらな円錐花序を出し、淡い緑色の小穂が枝の片側にだけ密集して咲きます。

緑化にもよく利用されたため、日本全国の道端などにも広がっています。
しかし、花粉をよく出すので、花粉症の原因の一つとして嫌われています。


2005年5月22日 花穂の様子



2005年5月22日 小穂は枝の片側にだけついています。この面は付いていない面です。