ホタルイ (カヤツリグサ科 フトイ属)(ここでは狭義ホタルイ属Schoenoplectiellaを含むフトイ属とします)
蛍藺 Schoenoplectus hotarui

水生庭園の奥の湿地で見られる1年草です。
日本全土の低地〜丘陵の湿地に分布しています。

立山弥陀ヶ原でみられるものは「ミヤマホタルイ」でこれとは一応別種です。
小穂がやや丸っぽい感じがするのがこの特徴で、ミヤマホタルイも同様です。

イヌホタルイ、ヒメホタルイの小穂は、ややとがっていますので区別できます。

花は、8月〜10月。茎の先に2〜6個の小穂がつきます。
ただ、その先に葉状の苞がのびていますので、茎の途中に咲いているように見えるのです。
これはカヤツリグサ科やイグサ科の仲間に良く現われる特徴です。


2007年8月19日





ホタルイの刺針状の花被片(細い針のような花被片が痩果より長いものが混じっているのでホタルイで間違いなさそうである。





2004年9月18日