ヒンジガヤツリ (カヤツリグサ科 ヒンジガヤツリ属)
品字蚊帳吊 Lipocarpha microcephala

水生庭園の池周辺に見られる高さ5〜15cmの1年草です。
本州、四国、九州、沖縄の水田、あぜや湿地に分布しています。

花は、8月から10月。茎の先に葉状の苞が2個あり、その間に頭状の小穂が普通3つ(2つのものもねいの里ではよく見られます)つきます。
この小穂の並んだ形が、まるで「品」の字に似ているので、「品字蚊帳吊」という名前がついたのです。

鎌首を持ち上げたような上唇と花の外にピーンと突き出した雌しべが特徴的です。
葉は三角状のほこ型でこれも大型です。

小穂にはトゲのような鱗片があり、鱗片1個に小花が一個ついています。



2004年9月25日