ガマ (ガマ科 ガマ属)
蒲・香蒲 Typha latifolia

水生庭園に植栽されている、高さ1.5〜2mの大型の多年草です。
北海道〜九州の池沼、川のふちなどに分布しています。

因幡の白兎は、皮をはがれて痛かったでしょうね。。
その時、大黒様が、このガマの花粉を塗ってやったとのことです。
漢方では蒲の仲間の花粉のことを蒲黄(ほおう)と呼び、傷薬として知られています。
この効用はかなり昔から知られていたということでしょう。

花は、6〜8月。上部に7〜12cmの雄花穂がややほっそりとして付き
そのすぐ下に、長さ10〜20cmの雌花穂が付いています。

コガマは雌花穂が3〜9cmと短く、ヒメガマは雄花穂と雌花穂が離れているで区別は容易です。


2005年7月2日  



2005年7月2日 葉と雄花穂、雌花穂の様子