アブラガヤ (カヤツリグサ科 アブラガヤ属)
油萱 Scirpus wichurae

湿地に見られる多年草です。
北海道、本州、四国、九州の山野の湿地に分布しています。

この仲間は、いろいろと変異があり難しいらしいのですが、富山ではほとんど「アイバソウ型」なのでしょうか。
品種レベルの違いなので、ここでは細かく分けないことにします。

花は8月〜10月。すう〜っと1m〜1m50cmものびた茎の上部に数回分枝して小穂をつけます。
果実が熟すと、鱗片が赤褐色になりますが、これがらせん状に並びます。

この特徴は葉にもあります。葉鞘が茎をぴったりと包むのです。



2004年10月2日





2004年10月2日  葉の付け根の様子(葉鞘が茎をぴったりと包んでいます)