芝生のはなし その3 ~暖地型芝草と寒地型芝草~

 富山県総合運動公園には広い芝生がたくさんあります。 ここでは芝生の種類についてご紹介します。 芝生は大きく分けて「暖地型芝草」と「寒地型芝草」の2種類に分けられます。

  • 暖地型芝草(夏芝)・・・暑さに強く、冬は「きつね色」。
    生育適温は25~30℃で、夏の生長が旺盛です。一般的に公園でよく見られる「コウライシバ」や「ノシバ」も暖地型芝草で、10℃以下になると休眠し地上部は枯れた状態になります。このため冬はきつね色をしています。春になると再び萌芽し、芝生を形成します。
    【公園内の暖地型芝草】
    コウライシバ、バミューダグラス、ティフトンシバ

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  • 寒地型芝草(冬芝)・・・冬に強く、1年じゅう緑色。
    生育適温は15~20℃で、0℃以下でも枯死することはなく、寒さに強い芝草です。暑さには弱く、30℃を越す日が連日続くと夏枯れを起こす危険があります。
    【公園内の寒地型芝草】
    ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス

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    公園内の競技場や広場を構成している芝草たちです。 ファミリー広場では平成19年から芝生の常緑化に取り組んでおり、コウライシバ(暖地型)とペレニアルライグラス(寒地型)の混じった芝生になっています。
  暖地型芝草 寒地型芝草
陸上競技場
メイングラウンド
バミューダグラス
ティフトンシバ
ケンタッキーブルーグラス
トールフェスク
ペレニアルライグラス
ファミリー広場 コウライシバ ペレニアルライグラス
補助競技場
芝生スポーツ広場
のびのび広場
アルペン広場
多目的広場
コウライシバ  

(参考)雪印種苗株式会社「芝生・緑化カタログ」