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ねいの里は、自然に親しみ、学び、守り育てる施設です。

電話でのお問い合わせはTEL.076-469-5252

〒939-2632 富山県富山市婦中町吉住1-1



生態

 常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息し、数頭のオス成体及びメス成体とその子供たちからなる群れで遊動生活をする。ほかに単独で生活する個体(主にオス)もみられ、ハナレザルやヒトリザルと呼ばれる。昼日性で、樹上及び地上で活動する。雑食性で、果実や種子、葉、昆虫、小動物を食べるが、量的には植物食が多い。また、いろいろな農作物を食べ、各地で問題になっている。交尾期は春から夏であるが、地域により変異がある。(日本の哺乳類「改訂版」より)



富山県内の状況

富山県のサルの群れの分布(平成15年 富山県自然保護課調べ)
 県内には78群2,100頭が生息すると推定され、その中で農林作物に被害を与えている群れは28群800頭と推定されている。富山県内の群れの分布状況は、富山県東部に限られるが、群れ以外で生息するハナレザルは、富山県西部でも生息している。これらの群れの分布域は、過去20年間の間に里地に向けて拡大したが、その拡大した地域は、耕作地とほぼ重複している。

被害状況
 富山県東部を中心に穀物類では稲、ジョガイモ、サツマイモ、大豆、小豆、ソバ、トウモロコシなど。野菜類ではトマト、ダイコン、カボチャ、スイカなど。果樹では、カキやリンゴ、ブドウ、クリなど多岐にわたり農業被害が出ています。



富山県ニホンザル保護管理計画(全文:PDF版はこちら)
 県東部では、中山間地域の過疎化が進むにつれて、過去20年程の間にサルの群れの分布が、山岳地から里地に向けて拡大し 深刻な問題となっている。それに伴い、サルによる農林作物の被害や人家への侵入など、人とサルとの軋轢が生じている。このような被害の対策として、これまで有害鳥獣捕獲などを実施してきたが、必ずしも被害の軽減にはつながらなかった。そこで、科学的・計画的な知見に基づくサルの「保護管理」を行い、有識者や地域の幅広い関係者の合意のもと、地域個体群の安定的な存続をはかりながら、農林作物や人の生活環境への被害を軽減するために、人とサルとの共存を図ることを目的とした保護管理計画を策定するものとする。
 「被害防除」、「生息環境管理」、「個体群管理」の各施策を総合的に進め、農林作物被害などの軽減を目指す。
県、市町村、地元関係団体、農家、地域住民などが、それぞれの責任と役割を明確にし、連携した取り組みが実施できる体制を構築する。

1.被害防除
 被害防除は基本的に、地域住民自身による自己防衛的対策として取り組む必要がある。一つの手法だけでなく、地域毎に被害の程度・頻
度や出没場所、人に対する反応などに応じて、適切な手法を効率的に組み合わせた対策を講じる。
 当面は、電気柵や簡易防護柵などを講じながら、早期警戒システムと連動した追い払いなどの対策を講じながら最新の技術・情報の収集
や普及を図って行く。

2.生息環境管理
 被害を及ぼす群れに関する環境管理として、被害地域での誘因除去を重点的な取り組みとする。

3.個体群管理
 加害個体を推定したうえでの群れとしての管理を行う。
 加害個体の捕獲にあたっては、群れの規模の増加抑制など、捕獲目的を定めて行う。

 

ねいの里

〒939-2632
富山県富山市婦中町吉住1-1
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FAX.076-469-5865