クサソテツ(コウヤワラビ科 クサソテツ属)
Matteuccia struthiopteris

サンショウウオの沢の下付近などで見られる、高さ50〜150cmの夏緑性シダです。
北海道、本州、四国(まれ)、九州(中央部)の山地の明るい草原、湿った所に分布しています。

クサソテツというより、コゴミ(コゴミゼンマイ)と言ったほうが馴染みの深いシダです。
春一番に出てきて私たちの食卓に出てくるシダですが、ここのものは残念ながら取らないようにしていただいています。
もっとも、ここのものは、痩せていてあまりうまそうには見えません。

この栄養葉の羽片裂片は下部にいくにしたがって短くなり、最後は1cm程度の耳のようになります。



2005年5月5日 全草の様子





2005年5月5日 葉身先の様子





2005年5月5日 葉身基部の様子