ヤハズソウ(マメ科 ヤハズソウ属)
矢筈草 Kummerowia striata

水生庭園の周りで見られる多年草。葉は3出複葉で互生します。
日本全土の道端などで普通に分布しています。

葉の先を引っ張ると、矢筈のような形に切れます。それでヤハズソウです。
なるほど、葉を良く見ると、側脈が密に斜上しているのがわかります。

花は8月〜10月。葉腋に1、2個ずつ赤紫色の旗弁が目立つ花を咲かせます。
花に媒介昆虫(ポリネーター)がやってくると、竜骨弁が開いてしまい、、ああこの花にはもう昆虫がやってきたのだなとわかります。
この点は、ヌスビトハギの仲間と同じですね。
この他にも、閉鎖花をつけ、種の保存を図っています。


2004年6月26日 葉の様子



2004年6月26日 葉を切ったところ 矢筈型に切れます。