ヤブハギ(マメ科 ヌスビトハギ属)
薮萩 Desmodium podocarpum ssp. oxyphyllum var. mandshuricum

日当たりのよい散策路に見られる、高さ0.6〜1.2mの多年草です。葉は3出複葉で互生します。
北海道、本州、四国、九州の林下などやや暗め場所に分布します。

ヌスビトハギの1型で、葉が茎の中部〜下部に集まり、ほとんど無毛でしたので、変種のヤブハギの方でした。
普通のヌスビトハギもあるようです。

ヌスビトハギの名前を付けた人のセンスはななかなのものだと思います。
ヌスビトハギ属はマメ果の中で数少ない節果で、このヤブハギは2つの節果がつきます。
この節果の様子を盗人の忍び足の形に見立てたものです。

葉は3出複葉で、小葉の下の方(付け根側)で一番幅があります。マルバヌスビトハギは反対に上の方(葉先側)で一番幅があるので区別できます。

花は7〜9月。細長い花序を出して、白く花弁の先が淡紅色の小さな花をつけます。
果実は8月から10月に節果となり、裂開せずに小節果ごとにちぎれ、動物にくっ付いて散布されます。



2004年8月28日 花の様子花の基部は白ですが、上部は紅紫色です。



2004年8月28日 同一個体の葉の様子




2004年9月25日 上2つとは別の個体の節果の様子。