シロバナカモメヅル(キョウチクトウ科(旧ガガイモ科) カモメヅル属)

水生庭園の奥など湿った所で見られるツル性の多年草です。葉は対生です。
母種のコバノカモメヅルは、本州の関東地方、中部地方、近畿地方に分布しますが、このシロバナカモメヅルは北海道から本州(近畿地方)に分布します。

結構湿ったところを好むようで、このねいの里でもかなり湿ったところでも見られます。もちろん水をかぶるような所ではありませんが。

富山県には、コバノカモメヅルではなく、このシロバナカモメヅルの方が分布していますが、ややまれです。
葉は長さ10cm程度と母種よりはかなり大きめで、丘陵地帯に分布しているオオカモメヅルの葉は基部がやや丸く心形になります。

花は7月〜9月。淡い黄白色の花冠が5深裂し、スクリューのように渦巻いて咲いているのが面白いです。

ガガイモ科は、虫媒花を発達において、ひとつの頂点を極めた植物群で、単子葉のラン科とよく比べられます。
それは、
 @5本の雄しべと2本の雌しべを合着させた「肉柱体」という筒のようなものを形成すること。
 A花粉は花粉塊という団子のようになっていること。
に現われています。


2004年8月28日  これはきれいにスクリューのように巻いていました。
この写真の花は、奥のあずま屋を降りていくと見られます。



2004年6月26日 花の様子 これはやや暗いところなので、育ちが悪かったようです。



2004年5月8日



2004年5月8日 葉を切ると白い汁が出てきます。ガガイモ科の特徴の一つでもあります。



2004年9月11日 袋果は細長く、まるで「オクラ」のようです。



2004年11月20日 袋果は縦に裂けてきます。でもこの画像は爪で割いたものです。





2004年11月20日 袋果を割ってみると綿毛を持った種子がたくさん入っています。





2004年11月20日 種子を取り出してしばらくすると綿毛が広がってきます。