オヤブジラミ(セリ科ヤブジラミ属)

展示館に至る道端などで見られる、高さ30〜70cmの2年草です。葉は互生します。
日本全国の道端に分布しています。


ヤブジラミに似たものとしては、ヤブジラミ、ヤブニンジンがあります。似た名前のものではジャニンンジン(アブラナ科)もあります。
オヤブジラミは花弁の縁がピンクに染まることが多いのですが、ヤブジラミにも同様のことがみられることもあり、これだけで判断すると間違えることもあります。(私がいい例です)
また、茎、葉が紫褐色をおびることが多いのですが、この個体ではあまり見られませんでした。

花は5〜7月。枝先に複散形花序を出し、小花柄は2〜4個と少なく、白い小さな花を咲かせ花弁の縁がピンクに染まることもあります。
ヤブジラミの小花柄は4〜10個と多いのが特徴です。
また、総苞片はあまり目立たず、ヤブジラミの総苞片が長くてよく目立つのと対照的です。

とげのある3mm程度の果実が動物や衣類にくっ付いて種子散布される植物で、その様がシラミのようだというので付いた名前です。
葉は2〜3回羽状複葉で、小葉はさらに細かく切れ込みます。




2004年5月22日 花と果と葉の様子1つの花序につく花も少ないのでオヤブジラミです。
また、中央下部には総苞片が見当たりません。




2004年5月22日 葉の様子。ヤブジラミと異なり裂片の先があまり伸びません。