オオニガナ(キク科 フクオウソウ属)
大苦菜 Nabalus tanakae

姿勢庭園の奥の湿地で見られる、高さ1m程度の多年草です。
本州(近畿以北)の湿地や湿り気のあるところに分布しています。

ニガナを大きくした感じの頭花が咲くことから、オオニガナです。
しかし、ニガナの仲間ではなく、フクオウソウの仲間です。

花は9月〜11月。頭花は直径4cmで、やや下向きに咲きます。
葉は三角状で、羽状に中、深裂し、葉柄には翼があるのが特徴です。

また、茎には荒い毛が開出しています。

写真は、ヌマスギが繁って暗かった沼地をヌマスギの間引きにより明るくした場所です。
伐採後3年目で初めてオオニガナの花が咲きました。

2005年10月15日 頭花は大きくやや下向きに咲きます。




2005年10月15日 葉の様子 深裂するタイプの葉です。




2005年10月15日 葉柄の翼の様子