オオバノトンボソウ (ラン科 ツレサギソウ属)別名:ノヤマトンボ、ノヤマノトンボソウ
大葉の蜻蛉草 
Platanthera minor


やや開けた散策路のあちこちで見られる、高さ20〜50cmの多年草です。
本州、四国、九州の丘陵や低い山の林内に分布します。

2016年には園内でいくつかの株が花を咲かせていました。

かつて常緑樹の伐採後の2004年に、オオバノトンボソウがたくさん咲きました。
2003年(平成15年)までは全体で1、2本しか開花しなかったのですが、2004年に一気に花が咲き始めた感があります。
さらには、花が咲いた個体でも花の数がずいぶん違っていました。

この属とその周辺の属との違いは、唇弁の形です。写真では、一番下の大きな舌のような花弁です。
根元でちょっととがっているようにも見えますが、ほとんど棒状です。
これに対し、トンボソウ属(最近はツレサギソウ属に含める考えが一般的です)はT型、ミズトンボ属は十字型なのです。

ツレサギソウ属の内部では、やはり側ガク片、側花弁、唇弁そして距の様子が決め手です。
また、大きな葉が何個ついているかも大事な点です。

このオオバノトンボソウは距が長く後ろに突き出ていること、側ガク片と唇弁がほぼ同じ長さであること、大きな葉は下の2〜3枚で、他は小さく細いこと、が大きな特徴です。
また、裏面の主脈が茎の翼に流れていくのも特徴です。

2016年7月16日 たくさんの花をつけていますね!

2004年7月10日 花の中の様子  やや下から覗いたものです。


2004年7月10日  花の様子  トンボの姿に似ています。




2004年7月8日早朝  花(開花直前)の様子




2004年7月10日 葉の主脈の裏から茎に続く稜が分かります。




2004年7月8日 葉の様子  大きい葉は2〜3枚です。