オニタビラコ(キク科オニタビラコ属)アカオニタビラコの方

水生庭園付近でみられる1〜2年草です。
日本全土の道端、公園、草地に分布しています。

タビラコ(コオニタビラコの別名)に似て大きいことからこの名があります。
オニタビラコと言うくらいですから、普通は50cm以上なのですが、20cm程度しかないものもあります。
こんなときは、舌状花の数を数えて見ましょう。
数えるのが面倒だなと思ったら、オニタビラコかヤブタビラコです。コオニタビラコは8、9個しかありません。
オニは20個以上、ヤブも20個程度の舌状花があります。
また、葉をみては先が尖っているのがオニタビラコです。ヤブタビラコはかなり丸っこいですね。
(しかし、秋に見たものでは、葉先が丸っこいオニタビラコもありました。冠毛が無かったらヤブタビラコにしてしまうところでした)

また、これらが明らかに違うのは、そう果に冠毛があるかないかです。
オニタビラコには多くのタンポポ亜科の植物と同じように、白い冠毛があり風に飛ばされていきます。

花は5〜10月。茎の先に黄色の頭花を散房状にいくつも咲かせます。


2004年5月29日 花の様子

2004年5月29日 葉先の様子



2004年5月29日 そう果の様子。白い冠毛があります。