オヒルムシロ (ヒルムシロ科 ヒルムシロ属)
雄蛭蓆 Potamogeton natans

水生庭園の奥の湿地で見られる多年草です。
北海道、本州、四国、九州の池や沼に分布しています。

ヒルがでそうな池などに生えていることから、葉をヒルの居場所として例えた名前です。
葉には2種類あって、写真のように水に浮かんでいるものと、水中に沈んでいる披針形の葉があります。
葉が大きく太めなのでオヒルムシロの方でしょう。

花は6〜9月。水中からニョッキと穂状の花序を出しやや褐色を帯びた黄緑色の小さな花をたくさん咲かせます。
花には花被片はなく雄しべと雌しべだけですが、雄しべが広がって花びらのように見えます。


2004年5月29日 葉の様子