ノアザ(キク科アザミ属)

水生庭園の奥の方で見られる多年草です。
本州、四国、九州の山野に分布しています。

アザミの仲間は本当に多くって、ちょっと見ただけでは分からないことが多いのですが、春の時期だけはあまり悩みません。
春の咲くのは、このノアザミぐらいですからね。
でもちょっと遅めに咲かれると、きちんと「見」なければなりません。

花じいの「見る」というのは、いろんな見方がありまして、五感をフルに活用することになります。
このノアザミの場合は、ノハラアザミとの区別が必要な場合が多く、そんなときは、総苞(花が集まったすぐ下の部分)を触ってみることです。
さわって粘ったらノアザミです。また、総苞片は反り返りません。

花は5月〜8月。茎の先に頭花を上向きに付け、筒状花がたくさん咲きます。
花は初めは雄しべから熟し、触ってやると花粉が中から押し出されるようにでてきます。
これは、触られて雄しべ(花糸)が縮むと葯筒が下がって、花柱の集粉毛に書き出されるのです。

雄しべが花粉を出し終わると今度は雌しべが伸びてきます。


2004年5月29日 花のアップ  雌しべが伸びており雌性期に入っています。



2004年5月22日 花の様子。まだ咲ききっていませんね。