ニシキギ(ニシキギ科 ニシキギ属)
錦木 Euonymus alatus f. alatus

展示館前の広場で見られる落葉低木です。葉は対生します。(植栽か)
北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、ウスリーの落葉広葉樹林内や林縁に分布しています。

コマユミの枝に翼がついているもの(品種)です。
学名上はコマユミの母種に当たりますが、発生的にはコマユミのうちやや枝に翼がつくものがニシキギと考える方が良いと思います。
この翼は枝の強度にも関係なく、ほとんど役に立たないのではないかとの学説もあるのですが、何の役にも立たないものが目立っているのは何とも解せません。。。きっと何かの役に立っているのではないかと思うのですが、どうでしょうか?

名前は、燃えるような錦に紅葉することからつけられました。

花は4月〜6月。小さくて目立たない、クリーム色の花を咲かせます。
果実は10月〜11月に熟し、熟すと中から橙色の仮種皮に包まれた種子が出てきます。


2004年4月21日



2004年4月21日