ネズミサシ (ヒノキ科 ビャクシン属)別名:ネズ
杜松 Juniperus rigida

一番奥(北)の台地や尾根に若干見られる、常緑低木〜小高木です。
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国北部に分布しています。

ご存知、貧栄養地植物の一つです。
葉は針のようにするどく、ネズミの通り道においておくとネズミが近寄れないことからついた名前です。
葉は3輪生し、表面には深い溝のようになった気孔帯があります。

スギの仲間と勘違いしている人もたまにいますが、ヒノキ科ビャクシンの仲間です。しかし、葉が鱗状になっていませんね。
イブキの葉は、若いうちは針葉と鱗片葉の両方があり、加齢とともに鱗片葉になっていきます。ですが枝を切ったあとなどに針葉になることが知られていますね。またミヤマビャクシンでも同様です。
(スギはヒノキ科となりましたので科としては同じ仲間になりました)

2003年12月13日