ネジキ(ツツジ科 ネジキ属)
捩木 Lyonia ovalifolia var. elliptica

尾根の散策路や斜面などのやや乾燥した場所で見られる落葉低木〜小高木です。葉は互生します。
東北地方南部以南の本州、四国、九州に分布する、日本固有の植物です。

日本固有の植物だということで、イギリスのオックスフォード大学の皆さんが、
ネジキ及びその周辺の植生調査のためにねいの里にいらっしゃったことがありました。
(2017年7月20日)

ずばり、幹がねじれているのでネジキです。分かりやすいですね。

でも花は綺麗なんです。こんなに白くて清楚な花が、5月から6月にかけて下向きにたくさん咲きます。
花が終わると果は上向きになります。種子散布のためなんですね。
ただ、これは有毒ですので鳥に食べてもらうのではなく、風などで飛ばされやすいようにしているのでしょうね。

冬芽と若い枝は赤く、ミズキとよく似ています。


2003年5月31日 白い花は穂状にたくさん下向きに咲いています。 




2004年1月11日 ネジキの幹。ねじれていっているのが分かりますね。




2004年7月11日 若い果実の様子  もうしっかりと上向きになっています。





2004年12月12日 冬芽の様子