ミチタネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属)

ねいの里に至る道路沿い、水生庭園のまわり、展示館北側広場の縁などで見られる、高さ3〜30cmの2年草です。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、この富山県で最初に採取されて日本での帰化が確認されたものです。
北海道、本州のやや湿った道端などでみられます。

紫色の茎、小葉の形、茎は無毛、葉柄つけね付近に散見される毛から、ミチタネツケバナといたしました。
花序がまっすぐに立ち上がっていることも、ミチタネツケバナの特徴です。
おしべは4個が普通ですが、私が観察してる限りでは5個、6個のものもあります。

よく似たタネツケバナは茎にも多少とも毛があり、花序はミチタネツケバナに比べてやや開きぎみです。
同じ帰化植物のコタネツケバナですと、全草ほぼ無毛で小型です。

このタネツケバナの仲間はたくさんあり、帰化植物もあって迷うことが多い植物たちです。
ロゼット葉だけのときは間違えやすいので、花序、長角果、茎葉をきちんと見たいと思います。
平凡社の日本の野生植物はこの仲間で間違っていると思われるものもあり、混乱に拍車をかけたりします。

花は3〜5月。総状花序の小さな白い花を咲かせます。花弁は4枚ですがまれに無いこともあるようです。



2005年3月20日




2005年3月20日 この個体は花弁3個、おしべ5個でした。




2005年3月20日  葉柄の基部に毛が散見されます。