マツブサ(マツブサ科マツブサ属)
松房 Schisandra repanda

吉住釜あたりで見つけた、雌雄異株の落葉ツル性木本です。つるは左巻き(進行方向に向かって)。葉は互生しています。
北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島の林縁などに分布しています。

実は、このねいの里には無いと思っていたのですが、最近炭焼き釜の近くで、切られたあとから萌芽更新を見つけました。
ツル性の植物も根元で切られると、ヒコバエが出てくるのですね。
つるの樹皮はごつごつとしたコルク状で、削ると松脂の匂いがします。また実がブドウの房のようです。それで、松房なのです。

花は6、7月。黄白色の花被片9〜10枚の花が咲きます。
そして9月にもなると青黒色の果実が房になってつきます。これはまずまずのおいしさですが、ここではもう少し待たねば花を咲かせないようですね。。。

生薬名 松藤(しょうとう)


2004年5月16日 葉とつるの様子。まだ絡まるものを見つけていません。。。