コメガヤ (イネ科 コメガヤ属)
米茅 Melica nutans

谷に近い散策路で見られる小型の多年草です。
北海道、本州、四国、九州の山地の林内や草地に分布しています。

米のような小穂なのでコメガヤです。
茎は細くてか弱そうですが、このか弱さがこの植物の生き残り戦略でもあります。
風が吹こうが、嵐がこようが、なすがままの生き方なのです。私も見習いたいですね。。。

花は本来は真夏の花ですが、の結構早くから咲いています。
花序は総状で小穂が、5個程度から15個程度つきます。
苞頴の中に小花が付きますが、二つは完全でその他に1〜2の退化した花があります。



2004年4月29日 花の様子。シルエットから小花が2つあるのが分かります。
もう一つか二つ、退化した小花があるのです。