キンミズヒキ (バラ科 キンミズヒキ属)
金水引 Agrimonia pilosa var. japonica

A69、70付近でみられる多年草です。
北海道、本州、四国、九州の低地、山地などに分布しています。

ミズヒキはタデ科ですが、こちらはバラ科です。
キンミズヒキは、ヒメキンミズヒキに比べ花のつきもよく、通常背も高くなるのですが、
このねいの里では刈られることとの戦いにさらされています。
したがって、なかなか花が見られる個体は少ないのです。

花は8〜9月。細長い花序を出して黄色の小さな花を密に(やや密に)咲かせます。

キンミズヒキとヒメキンミズヒキの違いを表にしておきました。
ねいの里では両者の雑種のアイノコキンミズヒキ Agrimonia x nippono-pilosa も見られます。

キンミズヒキ ヒメキンミズヒキ
小葉5〜9個の奇数羽状複葉 小葉3〜5個(〜7個)
花弁の幅1.5〜2mm、長さ2.5〜6mm
雄蕊8〜15個
花弁の幅1〜1.2mm、長さ3〜4mm
雄蕊5(〜8)個



2005年9月4日




2005年9月4日 不鮮明ですが雄蕊は10個以上見えます。




2005年9月4日 葉の様子




2005年9月4日 上とは別の個体です。やや分かりにくいですが10個の雄蕊があります。