キンキマメザクラ (バラ科 サクラ属)
近畿豆桜 Prunus incisa var. kinkiensis

散策路を歩いているとときどきある、落葉小高木です。葉は互生。
フォッサマグナ植物の一つであるマメザクラの変種で、主に北陸、長野、愛知、近畿、中国地方に分布しています。

県内では早月川以西に分布し、東ではオクチョウジザクラになります。境目には雑種もあります。

このあたりの丘陵地に多いサクラで、いち早く花が咲きます。
普通は葉が出てくる前、又は同時に花が咲きます。
花は下向きなのに、実はしたの写真のようにだんだんと上に向いてきます。どうしてか分かりますね。
そう、種子散布のためなんですね。鳥に見てもらいやすくしているのでしょうね。

この下向きに花が咲くサクラの仲間としては、富山ではキンキマメザクラとオクチョウジザクラがあって、

キンキマメザクラは、主に呉西にあってがく筒は無毛です。(マメザクラよりがく筒は長めでオクチョウジザクラとほとんど変わらない長さです)

オクチョウジザクラは、主に呉東にあってがく筒や葉柄に毛があります。
太平洋側のチョウジザクラの変種ですが、オクチョウジザクラのようにがく筒が膨らまず、全体的にはキンキマメザクラの方に似ています。
また、これらの4つのサクラのうち、チョウジザクラだけが、がくに鋸歯があることになっていますが、キンキマメザクラでも時折鋸歯があるものもあるようです。。



2003年3月21日 花の様子



2003年3月21日 がくの様子。鋸歯が無いのが特徴です。



2003年3月21日 かというと、こちらの個体はがくに鋸歯があるのです。。。
図鑑では縁に毛があるとなっていますが、これは鋸歯です。拡大すると分かるのですが。。。



2003年5月18日 若い果実