ホオノキ (モクレン科 モクレン属)
朴の木 Magnolia obovata

谷の散策路などで見られる落葉高木です。葉は枝先に密に互生しており輪生状にみえます。
北海道、本州、四国、九州、南千島の丘陵や山地に分布しています。

林内のギャップにいち早く育って高く大きな葉をつけることから、結構薄暗い林でも見られますが、もともとは陽樹です。
肥沃な谷ではより一層早く育ち、大木となって現われます。

花は5〜6月。枝先に大きな白い花をつけます。花には甘くて強烈な香りがあり、強い香りの1、2位を争う樹木です。
花のつくりはコブシなどと同じで、雌しべが早く熟します。このあとおしべが熟して開きます。
花が開いている頃にはもう雌しべは受粉済みのことが多いようです。

果実は袋果が集まった集合果で、熟すと大きく枝先にぶら下がっています。
また、冬には黒々とした果実のあとがよく散策路に落ちているのを見かけますね。

そして冬にもなると、尖った大きな冬芽が目立っています。
存在感のある樹木です!!!


2004年5月8日 花の様子。おしべはムシに食べられていました。蕊のつきかたも螺旋状です。



2004年5月2日 あと1週間で咲くでしょうか。葉が枝先に集まっているのが良く分かります。



2004年5月22日 葉の集まっている所を下から見ると、(螺旋状に)互生しているのが分かります。





2004年5月2日 昨年の果実のあと



2004年3月13日 冬芽の様子 よく尖っていて間違える事はありません。
また、たく葉痕がぐるりと1回転しているのも特徴です。