ヒヨドリジョウゴ(ナス科ナス属)

吉住釜の付近で見られるつる性の多年草です。葉は互生します。
日本全土の山野に分布しています。

ヒヨドリがこの実に群がって騒がしく食べる様を酔っ払いが騒いでいるのに例えて「ヒヨドリ上戸」になったようです。
この仲間には、ヤマホロシ、マルバノホロシ、オオマルバノホロシというのもありますが、これらと決定的に違うのが、全体に密生する毛です。
特に若い茎はびっしりと生えています。

花は8月〜9月。集散花序を出し、ナスの仲間らしい白い花が咲きます。
白い花冠は深く裂けて後ろに反り返るので、このため太くて黄色い葯が目立っています。
しかし、ここでの花はまだ見たことがありません。
かつては咲いていたのでしょうが、暗い森となっている間に個体が減少してしまいました。
また、刈り取りもありなかなか花を咲かせる暇がないようです。

果実は液果で赤色に熟します。
この実や茎葉は、イヌホウウズキと同じように帯状疱疹の民間外用薬として使われていたそうです。



2005年9月17日  花と若い果実





2004年12月12日 果実の様子





2004年12月12日 種子の様子





2004年6月6日 葉の様子




2004年6月6日 茎の毛の様子