ヒナタイノコヅチ(ヒユ科 イノコヅチ属)
日向猪子槌 Achyranthes bidentata var. tomentosa

水生庭園東側、ナチュラリスト駐車場西側などにある、高さ0.5〜1mの多年草です。葉は対生しています。
本州、四国、九州の山野林内などの日当たりの良い道端に分布しています。

ヒカゲノイノコヅチに似ていますが、やや毛深く、葉は厚くてとがっています。

花は8月〜9月。花序に横向きに緑色の花を密集して咲かせます。
花軸がヒカゲノイノコズチより短く太いですので、しっかりした感じに見えます。

多くは日向にあるとのことですが、ここでは日陰でもたくさん見られます。


さて、このねいの里のイノコズチは、ヒカゲイノコズチとヒナタイノコズチの中間型が多いようです。(H24年10月)
下の特徴のうち、太字の部分の特徴を持っています。

ヒカゲの特徴・・・花序は密にならない、小穂の付属物はやや大きい、茎は緑色、葉はすうっと尖る、
ヒナタの特徴・・・花序は密、小穂の付属物は小さい、茎は赤みを帯びる、葉は急に細くなって尖る

H24年10月7日のねいの里で、2つの違いを聞かれ、改めて調べてみましたところ、
2つは、一説では変種の関係にあり、中間型(雑種?)もあるのが実態でした。

2004年9月18日
  この時は花序が密で、葉が広く急に細くなってヨガっているのでヒナタイノコズチとしました。




2004年9月18日 花の様子