ハナヒリノキ(ツツジ科ハナヒリノキ属)別名:クシャミノキ、アクショギ
嚏の木 Eubotryoides grayana

散策路の沿いや林内に見られる落葉低木。葉は互生しています。
北海道、本州(近畿以北)の山地の林内や林縁、岩場などに分布しています。

昔この葉を粉末にして、蛆殺しにつかったと言います。
葉の粉末が鼻に入るとくしゃみがでることから、ハナヒリノキ、クシャミノキ、アクショギになりました。

花は、6〜7月。本年枝の先に10〜15cmの総状花序を出し、淡い緑色の壺型の花が咲きます。
おしべは10個で葯は褐色です。

果実はさく果で8mmほどの扁平球となり、8月〜10月に熟し裂けます。


2004年5月2日 花序が出始めています。