エゾタチカタバミ(カタバミ科カタバミ属)

本館前、水生庭園付近など日当たりのよいところで見られる、高さ10〜40cmの多年草です。
北海道、本州(中・北部)の山地・丘陵の路傍や林縁に分布します。

カタバミは3〜10cmの高さで全国で「雑草」のように見られるのに対し、背も高く日本の中・北部の山地・丘陵で見られます。
カタバミと違って葉がやわらかい感じであることなどが違いますが、決定的なのは、地下茎が伸びていることです。
カタバミは地上茎でつながっているのですが、これは地下茎でつながっているのです。

花は6月〜10月。葉腋から花柄をのばして黄色い花を咲かせます。

3個のハート型の小葉が睡眠運動をして閉じてしまい、小葉が半分しか見えなくなるので、傍食(かたばみ)と言うようです。
(ですが、それだったら片葉見のような気もしますが)

全草にシュウ酸を含んでおり、ちょっと酸っぱいのです。スイバに似た感じで、まあおいしいと思ってました。
あまり食べると、腎臓(尿管)結石になるのだそうです。

こんな小さい花ですが、果実が熟すると種子を弾き飛ばすのです。種子の自動散布もする植物なんですね。



2004年5月22日 葉と花(蕾)の様子 午前8時。やっと葉が開いてきました。



2004年11月28日 地下茎の様子。 
1つの株かなと思って掘り出してみると、地下茎で横の別の個体かと思っていたものとつながっていました。