エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)別名:チシャノキ、ロクロギ


散策路の中でもちょっと湿っぽいところなどで普通に見られる、落葉小高木です。
北海道から九州、沖縄、台湾、朝鮮半島、中国と広範囲に分布します。

萌芽が盛んにでる木で、ねいの里ではよく株立ちになっているのを見ます。
昔切られたあと、たくさんのひこばえがでたのですね。

花は5月〜6月。今年のびた枝先に数個〜5、6個白い花がぶら下がるように咲きます。
雄しべの葯は黄色く、花が落ちるとき一緒に落ちてくるのは、まるでナスを見ているようです。
そうです。ナスと同じで、最後に自花受粉のシステムを保険にしているので実つきが良いのです。

この木の虫こぶはちょっと面白いです。ねいの里でもよく見るので探してください。
エゴノネコアシアブラムシが冬芽にゴール(虫こぶ)つくるで、猫の足のようだというのでエゴノネコアシと呼ばれています。
この虫こぶができるということは、近くにアシボソがあるということです。
(秋に、じっくり探してみましたら、アシボソの母種にあたるヒメアシボソ(芒がない)がごく近くにありました。)

2015年には、下の池の付近のエゴノキにエゴノネコアシが見られました

梅雨も終り頃になると羽(支えるに羽)のある個体が、アシボソなどに移住していきます。
そこで再びクローンにより命をつなぎそして個体を増やし、秋も深まった頃になると再びエゴノキにもどりますが、この時に初めて雄と雌が生まれ遺伝子の撹乱が行われたあとは再びクローンにより命をつないでいくのです。

普通、虫こぶの名前は、植物名、状態、場所などを羅列する名前が多い中では、これは昔ながらの名前がそのままついたもので珍しい方です。
例えば、テイカカズラ・ミ・サキ・フクレ・フシ、ナラ・メ・イガ・フシ、ホソバタブ・ハ・ウラ・ツボ・フシというように命名するのが一般的なのです。
果皮にエゴサポニンを含む話は有名です。


2003年5月24日


2004年6月26日 エゴノネコアシ
(これを割るとアブラムシがでてきて、口吻で手をかみます。まあほとんど痛くはありません。むしろ果敢に攻撃してくるところに健気さを感じたりもします)



2004年7月8日  果実の様子  ちょっと食べるとエゴサポニンがえぐい(真似しないでね)