アオカモジグサ (イネ科 カモジグサ属)
青髢草 Elymus racemifer


水生庭園の周辺で見られる、高さ50cm〜1mの多年草です。。
北海道、本州、四国、九州の道端や明るい草地に分布しています。

カモジグサに比べて全体が青っぽいことからこの名がついたようです。
カモジグサとの違いは、外花頴と内花頴で区別します。
分かりにくいかもしれませんが、白っぽい薄い膜質のものが内花頴で、その外側にある毛がはえているのが外花頴です。
内花頴は外花頴の3分の2程度の長さで、外花頴の縁に剛毛があることが違っています。
カモジグサでは、内花頴は外花頴とほぼ同長ですし、外花頴には剛毛は見られません。

花は5月〜7月。穂状になって先が垂れ、小穂が2列に並びます。



2005年6月5日 花序の様子




2005年6月5日 小穂をちょっと開いた様子




2005年6月5日 花頴の様子。内花頴が外花頴より短いのが分かります。
下のカモジグサでは両者が同長なので、比べて下さい。


カモジグサ