窪地になっている下の区域には色素を混入した薬剤を散布してある。
手前の部分は、これから散布する区域
除草剤も、「安全」とされるには、所定の量を守って施工することが条件です。
ディクトランという土壌処理剤は、非常に優れた効果を持つ薬です。
この、秋季に散布する土壌処理剤(秋冬期に発芽する雑草を抑える目的)は、長く効果が持続することが必要ですが、長すぎて春の萌芽期に芝生に影響があってはなりません。製薬会社も、研究をしていて、0.2g/uが適当なのか0.22g/uが適当なのか、といった微妙な線で開発しています。
それなのに、誤って、倍の量をまいてしまうようなことでは、元も子もありません。
もちろん、誤って散布されなかった部分には、薬の効果は期待できません。
環境負荷に対する配慮が求めらていて、昔のように、単に「安全ですから」だけでは、済まされなくなってきています。
公立の公園を、限られた予算で適正に管理するために、必要最低限の安全な薬剤を、無駄なく散布するためだ、ということを言わねば、説明にならないでしょう。