古くなった根を切って、そこから新しい根を出させるのです。
もちろん、気相拡大という意味もあります。 |
コウライシバは、地下茎(ライゾーム)で横方向へ伸長します。
その地下茎から直立茎が出て、そこから葉が展開します。
地面の中の上の方(表層2〜3センチ)の間には、地下茎や根っこがゴチャゴチャに詰まっています。
根っこが詰まっていると、ろくなことはありません。
更新(この場合は根切り)が必要なのです。
根を切って、その切り口の近くの直立茎あたりから新しい元気な根を出させるのです。
芝地に穴を開けて空気の流通を良くし、同時に根を切りながら進む機械で施工します。
芝生の枯れ葉を集めて捨てることです。 |
芝生は暖かいシーズンには盛んに新しい葉を出して大きくなっていきます。
白ねぎを思い出してください。ねぎは、葉が筒状に巻いたような形になっていて、その筒の中の方からどんどん新しい葉が出てきます。外側の葉はどんどん古くなって、やがて茶色に乾燥して枯れ落ちていきます。
芝生もだいたい似たようなイメージで成長しているのです。
つまり、新陳代謝を繰り返しているのです。1シーズンが終わる頃には、かなりの量の枯れ葉がたまります。
芝刈りで切り取られた葉の破片もあります。「サッチ」とは、これらの芝生の枯れ葉の総称です。
細長い茶筒に100本ほどの針が埋め込まれたドラムを
回転させながら進む機械で施工します。
こんなにたくさんの枯れ葉が浮いて出てきます。
で。「サッチング」とは、芝生の層(立毛層)の底の方にたまった枯れ葉を、たくさん並んだ熊手のような機械で掻きとっていく作業を言います。
→「サッチの弊害」