植栽基盤の重要性


富山県五福公園のシラカシ

幹の先枯れ、色の悪さ、葉の量の少なさ。
ここに植えられた同じシラカシで、満足に育っているものは1本もありません。
その原因は、木それぞれの個性ではなく、植栽基盤が大きいのです。

富山市馬場記念公園のスズカケノキ

本来、“大きくなる木”が育つと、こういうふうに、最終的な形態をなします。
これは冬に撮った写真なので、葉はありませんが、
見ていても、気持ちのよいほどの大木に育っています。

こういう木があってこそ、“公園”と言えます。
最近の新しい公園では、とんと見なくなりました・・・。



富山県太閤山ランドのケヤキ

冬の方がよくわかりますよ。
いかに、枝が育っていないか、途中で枯れているか・・。
こういう枯れ方は、植栽基盤の不良が最も疑われます。


これは、ニューヨークのセントラルパークです。
この写真を見て、その上の写真を見ると、よく分かるでしょう?
木の育ち方の歪さが・・・。