形の悪い樹木の写真を募集しています

 近年、公共的な事業で植えられる樹木については、植栽後にうまく育たず、衰退したり枯れたりするものが非常に目立つようになってきました。これらの“うまく育たない樹木”たちは、何が原因なのでしょうか? 私たちは、「土が悪い」のだろうと思っています。

 公園が建設された後に、それらの管理だけを受託する私たちの財団では、管理の中でこれらを救うことは非常に難しいと感じています。重要なことは、“植えるときに、一緒に土を作る”ことです。これをキチンと行なわないと、樹木たちの悲鳴が聞えてきます。そう、だいたいこういった形の枯れ方をしていくのです。

 公園や道路といった樹木を植える機会のある建設サイドにも、「いい土をつくらないと樹木がうまく育たない」という意識が広まりつつあるようですが、私たちの財団では、まだまだ十分ではないと考えています。財団は、都市を緑豊かなうるおいあるs街とするために、せっかく植えた樹木をキチンと育てていくための方法などを情報発信しなければならないと考えています。ですから、このHP上でも、近いうちに植栽基盤をテーマとしたレポートを掲載する予定です。

 皆様も、日頃通りなれた通勤路なんかで、下のような形の枯れ方をした樹木を観察してみてください。それはきっと、ご自宅の芝生をイキイキと育てるための重要な要件を再認識するキッカケになると思います。

 
 撮影場所(=その公園や道路の名称)と、お分かりになれば樹種や植栽後の年数を添えていただき、こちらへお送りください。次回のHP改装に使わせていただきたいと思います。